今回は、 アイルランドの作家オスカー・ワイルドの英語名言をお届けします。
"Experience is one thing you can’t get for nothing." (Oscar Wilde)
ヒント:
one thing~ = ~なもの
for nothing = ただで
つまり、日本語にすると・・
「経験はただで手に入らないものだ」
辞書の定義によれば、経験とは「実際に見たり、聞いたり、行ったりすること。また、それによって得られた知識や技能など」のことです。
人生は数多くの経験で成り立っています。いい経験もあれば、悪い経験もあり、成功もあれば、失敗もある・・。
どちらにしても、何かを経験するには代価がかかります。金銭であったり、時間であったり、あるいは精神的・肉体的な苦労であったり。
「実際に見たり、聞いたり、行ったりすること」なくとも、他の人から知識や技能などを学べるなら、比較的「安く」済ませることはできます。たとえば、専門家や成功者の助言、書籍、セミナー、講座などです。
それでも、実際に自分が経験してみないと分からないこと、身につかないことはたくさんありますよね。
さて、それが悪い経験や失敗であった場合、代価が大きく見え過ぎがちですが、それは「何も得られなかった、いや、それどころか損をした」と感じるからです。
では、人生をさかのぼって、あなたが歩き始めた時のことを考えてみましょう。誰もが皆、立ち上がって歩くことを学びましたが、それは数え切れない失敗を通してでした。立っては転び、歩いては倒れ・・。顔を打ったり、ケガをした時だってあるでしょう。
私たちは、たくさん練習し、たくさん失敗しながら、歩くことを学んできましたね。ただでは手に入らなかった経験です。でも、それは学びにつながる失敗、成功につながる失敗でした。
そのように、人生はたくさんの経験で成り立っています。「それによって得られた知識や技能など」に目を留めることによって、たとえそれがただの失敗や損失のように見える時でさえ、一つ一つの経験を価値あるものとして捉えましょう。あなたがせっかく代価を払って得たものなのですから。
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