今週の英語名言は、アメリカの教育家・社会福祉事業家であるヘレン・ケラーの言葉です。
"Keep your face to the sunshine and you cannot see the shadow." (Helen Keller)
ヒント:
(命令文)~ and … = ~しなさい、そうすれば…
keep = (状態を)保つ、続ける
to ~ = ~の方向へ
日本語では、こんな意味になります・・
「いつも陽の光に顔を向けていれば、影なんて目に入らない」
この言葉を聞いて、「影を無視しても意味がない。人生の影に目を留めてこそ学べることはあるし、その学びが成長につながる」と思うかもしれません。
でも、これは私たち自身の影であり、私たちの心の姿勢の現れです。
生きていれば、失敗、失態、間違い、あるいは、病気や事故、周りからの非難や拒絶、その他たくさんの辛いことや悲しいことがありますが、それ自体は影ではありません。
ただ、私たちが陽の光に背を向けた時に、そういったことが心にのしかかって、地面に影を落とします。そんな時には、なかなか学べないし、夢の実現も遠くなります。
光に顔を向けたからといって、悲しく辛いこと自体が消えるわけではありませんが、そのネガティブな力を抑えることはできます。
特に、挫折して打ちのめされている時には、まず目を影から離して、光に向けてみましょう。
・・そうは言われても、失望のさなかにある時には、「光に目を向けるなんてムリ!」と思いますよね。
では、ヘレン・ケラー自身のことを考えてみましょう。彼女は2歳になる前に病気で視力と聴力、そして言葉を失いました。
肉体的には影どころか暗闇しか見えず、周りとのコミュニケーションもできずに絶望的な状態にあったヘレンが、後に心の目で陽の光を見ることを学び、さらには多くの人を励ます存在になったのです。
そんな彼女が語った言葉だと思うと、説得力が増すし、自分は彼女ほど大変な状態にはないのだから、自分にだって太陽に顔を向けることはできるのではないかという希望が生まれますよね。
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