今回の英語名言は、アメリカのロケット研究者ロバート・H・ゴダードの言葉です。
"Just remember - when you think all is lost, the future remains." (Robert H. Goddard)
ヒント:
remember = 覚えておく
lost = 失われた
remain = 残っている、変わらずそこにある
日本語にすると・・
「これだけは覚えておきなさい。全てを失ったと思える時にも、未来はまだ残っているということを」
大失敗をした・・頼りにしていた人から裏切られた・・会社をクビになった・・家族を失った・・
状況は様々でも、全てを失い、どん底にいると感じたことは、きっと誰にでもあることでしょう。
「All is not lost.」という言葉があります。「全てが失われたわけではない。まだ望みはある」という意味です。
たとえ全てが失われたように思えても、実際には、まだ未来が残されています。
未来への希望は誰にも取り去ることができません。あなたがそれを捨てない限りは。
ロバート・ゴダードは、人類初の液体燃料ロケットを打ち上げた人です。
成功に至るまで、どれほどの苦労と失敗を重ねたことでしょうか。
しかも、彼の研究は当時の常識を超えたものだったので、生前はあまり評価されず、かえって、他の科学者やマスコミから嘲笑されています。
「ロケットが真空中を移動できるはずがない」とさえ言われました。
しかし、ゴダードはひるまずに研究を続けて、214件もの特許を取得しています。
彼の死後、全特許が合衆国政府によって未亡人から買い取られ、宇宙開発に役立てられました。
また、NASAのゴダード宇宙飛行センターは、彼にちなんで名付けられています。
今では「近代ロケットの父」と呼ばれるゴダードの言葉をもう一つ紹介しましょう。
"It is difficult to say what is impossible, for the dream of yesterday is the hope of today and the reality of tomorrow."
「何が不可能かだなんて、簡単には言えない。昨日の夢は、今日の希望であり、明日の現実である」
夢が破れたように思えるときでも、未来への希望を持ち続けてくださいね。
明日にはそれが現実となるかも知れませんよ!
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