目標を達成したい、夢を叶えたい、でも、意志力が弱くてすぐに挫折してしまう・・そんな声をよく聞きます。
意志力とは、何でしょうか? それは、誘惑に打ち勝って、自分のやるべきことに集中する力です。
ところが、人生は誘惑だらけで、なるべく楽したい、怠けたいというのが人間性です。私もズボラなところがあるので、その気持はよく分かります。
今回の記事では、そんな私たちでも目標を達成できる秘訣を紹介していきます。
いくつもあるので圧倒されてしまうかもしれませんが、その全てを同時に行う必要はありません。一つ一つは比較的簡単にできることなので、「これなら私にもできる!」というものから試してみてください。
それぞれの点はなるべく簡潔にまとめてあるので、興味のあるものがあれば、お知らせください。将来、詳しい記事で説明できるかもしれませんよ。
1)目標を見直す
2)意志力を最大限に発揮する
3)意志力を無駄に使わない
4)意志力以外のものを利用する
5)始めましょう!
1)目標を見直す
自分が何のためにそんな「大変なこと」「面倒なこと」をしているのかが明確でないと、意欲が失せてしまいます。
まずは、あなたの目標を見直してみましょう。
明確な目標
目標が曖昧でぼんやりしていると、意志の力は弱まります。目標が明確なものであることを確かめましょう。
目標達成のメリット
目標を達成した時のメリット(多くの場合は、それこそが目標を立てた真の理由)も明確にしておくと、意欲がさらに湧いてきます。
たとえば、「英語を話せるようになる」のが目標なら、そのメリットは「仕事のスキルアップにつながる」などです。
なんとなく「英語が話せるようになりたい」だけだと、途中で挫折しやすくなります。
高めの目標設定
目標は、あまりにも実現不可能なものでは意味がありませんが、少し高めに設定したほうが意欲はわきます。
ただ、最終目標が「ありえない夢」のようであったとしても、それまでの段階ごとの短期目標は実現可能なものとしましょう。そうすれば、ありえないことが少しずつ実現していき、意志力を強く保つ助けとなります。
2)意志力を最大限に発揮する
意志力のない人はいません。「意志力が弱い」というのは、自分の意志の力をうまく発揮できていないだけです。
ネガティブな思いを放っておかない
「どうせできない」と思い始めたら、「私はできる!」と自分に言い聞かせましょう。ポジティブな言葉には、潜在的な力を引き出す効果があります。
脳の働きを高める
睡眠、瞑想、運動、そして低GI食品は、意志力を司る前頭前野の働きをサポートすることが分かっています。
(脳の働きのためにブドウ糖は必要ですが、血糖値を急速に上げることのない低GI食品が勧められています)
頑張らないほうがいい時もある
どうしてもやる気が起こらないなら、それは心が疲れてしまったというサインです。そんな時は無理して頑張らずに、休んでリフレッシュしたほうが、意志力の働きは良くなります。
大変なことを最初にする
目標を立てたばかりの時は、モチベーションが非常に高いので、大変なことはその時にしたほうが容易です。
モチベーションが下がってから大変なことをしようとすると、挫折しやすくなるので、気をつけてください。
大変なことを早朝にする
早朝は睡眠によって意志力が回復しているので、それを利用しましょう。
3)意志力を無駄に使わない
大切なことに意志力を使えるよう、さほど大切でないことに無駄遣いするのを避けましょう。これは、目標達成と関係することにも、全く関係ないことにも当てはまります。
誘惑を遠ざける(誘惑から遠ざかる)
誘惑は近くにあればあるほど、拒絶するために強い意志力が必要となります。
たとえば、甘いものを控えている人は、甘いものを自分の周りに置くべきではないし、そのようなものを売っている場所に近づくべきでもありません。
決断が容易に下せる環境を作る
決断は意志力を消費します。中には、決断に至るまでに、かなりの意志力と時間を要する人もいます。そういった人は、選択肢を減らしてみましょう。
一択にすれば、決断する必要さえありません。例えば、Apple創業者スティーブ・ジョブズは、同じ黒のタートルネックをいくつも持っていて、それを着回していました。同様に、Facebookのマーク・ザッカーバーグも同じTシャツを着ています。
習慣化する
習慣化されたものは、あまり深く考えることも決断することもなく、無意識に行うことができます。つまり、意志力がほとんど(あるいは、全く)いらないのです。
このようにルーティンでできることを増やすことで、意志力の無駄遣いを減らすことができます。
4)意志力以外のものを利用する
弱い意志力をサポートする方法はたくさんあります。
楽しめる要素
目標達成の作業の中に楽しくできることがあれば、それを待ち望むことによって、そこに至るまでの大変なことも苦にならなくなります。
あるいは、大変な作業の後に楽しみ(ご褒美)を用意するのもいいですね。
目標の確認
何のためにそれをしているのかを理解していることは大切です。1)で明確にした目標やメリットを思い出させるものを、目につくところに貼ったり置いたりしましょう。
集団の力
一人でやるのが難しくても、誰か他の人が同じ目標に向かっているなら、互いに励まし合うことができます。
アルコール依存症患者の集いなどがその例ですが、友人と二人でやってもいいでしょう。
ソーシャルサポート
一緒にできない場合でも、自分の目標や途中経過を友人などと共有するのも助けになります。ブログなどで報告してもいいですね。
相手からの助けや励ましを得られることもあるし、そうでなくても、「誰かに知られている」ことによって、気持ちを奮い立たせることができます。
やらざるを得ない環境
海外へ行ったほうが英語は覚えるという原理です。やらざるを得ない環境に身を置けば、それが当たり前のこと、習慣となるので、だんだん苦に感じなくなります。
「もったいない」という気持ち
何かのためにお金を払ったら、使わないともったいないと感じますよね。たとえば、運動したいならジムに通う、英語をレベルアップさせたいなら検定試験に申し込むなど、まずお金をかけるのです。
5)始めましょう!
どんなに良い秘訣があっても、それを実行しなくては何も起こりません。一つでも二つでも良いので、実行してみませんか?
また、目標達成に向けてすべきことを、現在の力に見合ったものから少しずつ始めていけば、自信がつき、意志力も強くなっていきますよ。
さあ、始めましょう!
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