今週紹介する英語名言は、アメリカの陸上競技選手カール・ルイスのものです。
"It’s all about the journey, not the outcome." (Carl Lewis)
ヒント:
It's all about~ = ~が全て、~が一番大切
(この場合は、「~に関する全て」ではありませんよ)
journey = 旅程、道のり
日本語では、こうなります。
「全ては過程であって、結果ではない」
もちろん、カール・ルイスは、結果なんてどうでもいいと言っているのではありません。
なんといっても、オリンピックで通算10個のメダルを獲得し、そのうち9つが金メダル、そして、オリンピック個人種目4連覇という、ものすごい結果を残しているのですから。
でも、準備と練習があってこその結果です。人は結果に注目しがちですが、過程にフォーカスし、日々の積み重ねを大切にしないと、いい結果は生まれませんね。
あのイチローも、過程と結果について、多くを語っていますよ。たとえば・・
「しっかりと準備もしていないのに、目標を語る資格はない」(イチロー)
旅に例えるなら、目標は行きたい場所、過程は道のり、そして結果は到着した場所と言えるでしょう。
ちゃんと準備せず、行き当たりばったりで進むなら、行きたい場所にではなく、全く違う場所に到着してしまいます。
目標に達するには、準備や行動という過程を大事にする必要があるのです。
また、もし結果がよくないのなら、多くの場合は、過程もよくなかったから。結果だけを見て落胆したり、諦めたりするのではなく、過程を見直すことによって、次のよい結果につなげたいですね。
他にもイチロー語録から紹介しますので、カール・ルイスの言葉と合わせて、過程について考えてみてください。
「負けには理由がありますからね。たまたま勝つことはあっても、たまたま負けることはない」
「同じ練習をしていても、何を感じながらやっているかで、ぜんぜん結果は違ってくるわけです」
「結果とプロセスは優劣つけられるものではない。結果が大事というのはこの世界でこれなくしてはいけない、野球を続けるのに必要だから。プロセスが必要なのは野球選手としてではなく、人間を作る上で必要と思う」
「夢を掴むことというのは一気には出来ません。小さなことを積み重ねることでいつの日か信じられないような力を出せるようになっていきます」
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