夢実現を助ける人生の「登山家仲間」

今週は、チベット人シェルパであるテンジン・ノルゲイの名言をお届けします。エドモンド・ヒラリーとともに、エベレストの人類初登頂に成功した人です。


“Mountain climbers always help each other.” (Tenzing Norgay)


「登山家はいつも助け合うものだ」


では、どんな時にこの言葉が言われたのでしょうか。


それは、初登頂を果たした帰りのことでした。下山途中にヒラリーが足を踏み外し、滑落し始めたのです。きっと、これで一巻の終わりと思ったことでしょう。しかしテンジンはとっさにピッケルを突き刺し、二人をつなぐロープをしっかりと握りしめて、ヒラリーの命を(そして自分の命も)救いました。


無事に下山すると、世界中からマスコミが押しかけています。テンジンの行動をほめそやすレポーターたちに対して、テンジンは有頂天になることもなく、謙虚に「登山家はいつも助け合うものだから」とだけ答えたそうです。


テンジンは他にも「山には友情がある」という言葉を残しています。厳しい状況の中、ひとつの目的に向かって助け合い励まし合うことで、強い友情が生まれるのでしょうね。


登山に限らず、人生の夢を追いかけたり、何か新しいことや大きいことをする時も、助け合える仲間がいるのは素晴らしいものです。たとえそれが同じ目標でなくても、「登山家」として、互いに助け合い、応援し合うことはできますよ。


そんな登山家仲間を、あなたも見つけてくださいね!


(女性の皆さんは、ぜひ「ドリーマーズ倶楽部」にも参加してください。夢をかなえたい仲間が集う、女子のための部活です。)